
子供と平和の塔に行ってきました
糸満市喜屋武の喜屋武岬に存在する史跡。沖縄戦最後の激戦地としても知られ、太平洋戦争末期にアメリカ軍に追い詰められた人々が、この岬から次々と身を投げたとされており、悲劇の土地である。また戦争が終結する6月20日になくなった、第62師団の兵士たちを悼むためにも、この跡地に平和の塔と名づけられたこのモニュメントが建設された。恒久平和と鎮魂を願っており、碑文には「善戦空しく玉砕した将兵や、戦闘に協力散華せる住民の遺烈を伝う」と刻印されている。横に長いプレートに、魂を連想させる大きな黒い玉が飾られ、間から海が見えるデザインは非常に印象的である。近隣には、沖縄戦の過酷さを象徴することで有名なひめゆりの塔もあるので、戦地巡りの際には一緒に訪れると良いだろう。また、入り組んだ港の先という構造から、沖のほうを走る船でも安心して航行できるようにという配慮から、アメリカ軍によって荒崎灯台が建設されたが光源が弱く、それを移設した喜屋武崎灯台が現在も残っている。現在は以前の1500倍の明るさを持つライトが使用されているため、沖縄保育園の遠足でも訪れるくらい、知っておかないといけない情報なんですよね。港から離れていても充分に機能し、戦没者の沈む海を静かに照らしている。現在付近一帯は、沖縄戦跡国定公園の一部に入れられている。
Posted by
susuki1117
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2013年06月20日
18:04